2008年夏 合格への軌跡  合格体験談 

 

14  国税専門官、都庁T類B合格!
試験勉強のおかげで、政治や経済のニュースにも関心をもてるように。試験では何よりモチベーションが重要。(M・Nさん)

 

私が公務員を目指したのは、大学1年生の春休みに税務署でアルバイトをしたことがきっかけでした。当時の私は、税務署が何をしている組織なのかも知りませんでしたが、アルバイトをしていく中で、税金の話を色々聞かせてもらい、国税専門官という仕事を知りました。専門的な知識を持って、生き生きと働いている職員の人たちを目の当たりにして、自分もこんな風に働きたいと思うようになりました。
公務員試験というものに全く無知だった私は、まず公務員ガイドのような本を一冊買い、どうしたら合格できるのかを調べるところからスタートしました。そして、どう考えても独学では無理だということを悟り、公務員予備校に通うことを決めました。これが大学2年生の5月頃です。
予備校は高田馬場駅や新宿駅周辺の予備校を5校程見に行き、説明を受けました。正直なところ、大手予備校の方が合格実績もあるだろうし、安心だろうと思っていました。そのように思っていた私が喜治塾を選んだ理由は、第六感としか言いようがないかもしれません。狭くて先生も少ないけれど、何か言葉には言い現せない惹かれるものがありました。そして、大学2年生の6月から国税専門官クラスで入塾して勉強を開始しました。
私は、大学では文学部で歴史を専攻していました。もちろん公務員試験に必要な法律や経済の勉強は全くしたことがなく、勉強についていけるか本当に不安でした。でも、スタッフの方に初学者の人を対象として授業を行っているという話を聞き、そして、勉強しなければ何も始まらないと思い、なんとか勉強をスタートしました。
私は、2年生の頃から既に公務員試験の時期のことを念頭に入れて、3年生までに大学の単位は全て取りきる計画を立てていました。できるだけ、3年生の前期までに単位を取っておいて、3年生の後期から本格的に公務員試験の勉強に取り組むため、時間を確保できるようにしておきました。そのため、3年生の前期までに授業を詰め込んで、そしてアルバイトもして、夜は喜治塾の授業、と本当に忙しい生活を送っていて、大変でした。しかしこの計画のおかげで、4年生の前期には学校の授業をひとつも取らずに公務員試験の勉強に専念することが出来ました。
当初、私は民間企業の就職活動も行うつもりでいました。しかし、民間企業への就活をして、どこかの企業から内定をもらったとしても、公務員試験に失敗したら私は就職浪人するだろうと思ったので、民間企業は1社も受けませんでした。就職する気のない企業のために、説明会に足を運んだり、エントリーシートを書いたりする時間がもったいない、公務員試験の勉強のために使った方が有効だという思いもありました。
ひとつ、失敗だったと思うのはアルバイトをやりすぎたことです。私は3年生の11月までアルバイトを続けてきましたが、今思えば夏ごろに辞めてもっと勉強しておけば良かったと思います。
公務員試験の勉強をして良かったと思うことは合格できたことだけではありません。経済や政治など、とっつきにくい分野を勉強したことにより、以前より新聞やテレビのニュースなどが分かるようになりました。公務員試験の勉強で、基礎となる部分を理解できたおかげで、政治や経済のニュースにも関心をもてるようになりました。最初は分からないことばかりでしたが、辛抱強く勉強を続けることで、試験のための勉強も他のところで役に立つこともあるようになり、楽しくなりました。
公務員を目指す人には何らかの“きっかけ”があると思います。私の大学は公務員になる人はほとんどいなくて、大学だけの生活をしていたら民間企業への就職を希望し、公務員という選択肢も国税専門官という仕事にも決して出会えなかったと思います。税務署でのアルバイトの経験が、私の人生を大きく変えたと思います。私の日記には、税務署でのアルバイト最後の日のところに「次に税務署に来る時は、職員として」という決意の程が書かれています。私は最後まで演習の成績は振るわず、論文道場はDランクでした。公務員試験の勉強は範囲が広くとにかく大変ですが、一番大変なのは、モチベーションを保ち、勉強をし続けることだと思います。初心を忘れずに、なんとか勉強を継続することで、道はひらけてくると思います。

B勉強法など

  1. 勉強法については、予習より復習を大切にすることです。特に経済は復習を怠るとすぐに分からなくなります。私は2年生の時、経済の復習を怠ったせいで、全く分からなくなり、3年生になってからもう一度、心を入れ替えて授業に出直しました。でも経済は最後まで苦手でした。塾でもらったクイズや練習問題、確認テストを何回も解きました。経済が苦手な人は難しい問題に執着せず、簡単な問題を確実に取るというスタイルが良いと思います。特に経済のスー過去は難しいので、後ろの索引は便利ですが経済が苦手な人にはオススメできません。もし経済の問題集を買うなら、TACの過去問DASHが良いかもしれません。私はミクロしか買わなかったけど、易しめの問題がピックアップされていると思いました。
  2. 法律科目と行政系科目は授業→テキストを復習→塾でもらった問題→スー過去という流れで勉強しました。問題集は迷ったらスー過去を買えば良いと思います。問題演習も大切ですが、それよりテキストをよく読みこむことが大切だと思います。
  3. 教養科目は、授業で扱ったものを復習しました。自然科学も捨てずに授業の復習をしていただけで何点か取れました。数的はすごく苦手だったので、授業で扱ったものを完璧にするよう心掛けました。他にワニの本を買いましたが、あまり手を広げすぎないほうが良かったような気がします。
  4. 国税専門官を目指す人は商法と会計学の試験がありますが、会計学はやった方が良いと思います。会計学をやらなくても合格できると言われていますが、会計学はそれ程時間をかけなくても、何問かは得点できます。商法は2問しか出題されないので、私は授業に出て、試験前日テキストをパラパラ見直す程度しかしていませんでした。しかし今年は簡単な問題で、きちんと暗記しておけば正解できる問題だったのに、うろ覚えの知識のせいで間違えて悔しい思いをしました。時間があればきっちりやった方が良いと思います。

C面接対策など
私は上がり症で面接がすごく苦手でした。塾での模擬面接でも、すごく緊張しました。私は面接対策として、模擬面接の際にICレコーダーをポケットに入れて面接を録音し、家に帰ってから、自分のしゃべったことを聞いて、悪かったところをチェックするようにしていました。自分でしゃべっていることを後から思い出すのは難しいし、なかなか自分のしゃべり方の悪いところは気付きにくいと思います。私は、語尾が上がるクセがあって、先生に指摘されただけではよく分からなかったですが、家で録音したものを聞いてみて、自分の語尾上がりを自覚することが出来ました。家でもICレコーダーを使って、録音しては聞いて、という練習を繰り返しました。面接が得意な人でも、一度録音して聞いてみると、何か発見があるかもしれません。
あと、想定問答集を作りました。考え付く限りの質問を書き出して、答えの要約を書いておきました。

                                以上

 


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